レトロニュー

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きっしーです。

以前から思うのですが、最先端が必ずしも人の心を豊かにする訳ではないと改めて感じることがありました。

あるスマホアプリですが、もてるスペックを余すことなく発揮したアプリではないにも関わらず、とある国々ではランキング1位です。
カメラアプリです。通常のカメラアプリがモニター全面を利用してファインダー代わりにしているのに対して、このアプリ、モニターとして機能するのは「写ルンです」と同じ面積部分ぐらいです。それ以外の箇所はさながら「レンズ付きフィルムカメラ」を手にしているかのようなデザインです。
*上手く説明できません(^▽^;)

特筆すべきは、撮影してもすぐにモニターには映し出されません・・・24枚撮りという概念があり、一枚写すごとに「キリキリ・・・」という巻き上げ音と共にカウントされ「0」になって初めて「現像工程」に移れます。

察しが良い方はもうお分かりかと思いますが、現像工程に入って実際に画像が見れるのは1日後です。完全にフィルムカメラのプロセスをデジタルで再現したカメラアプリです。なぜ、こんな不便なカメラが人気なのか・・・。日本でも写ルンですが再燃していると聞きます。意味を探る気はありません。でも、人は決して最先端の技術で見たことない製品や映像ばかりを求めているわけではないと思っています。

最新の技術を取り入れ、利用しながらも、人の心に響かせたいという気持ちから生まれる発想も大事にしたいと思います。

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