予約FAXをデータ化する「AI × OCR × Web」
株式会社PEANUTSシステムエンジニアの「Ren」です。
最近のシステム開発事例を紹介いたします!
宿泊・観光業界を中心に、いまでも予約情報がFAXで送られてくるケースは少なくありません。
しかし、紙のまま取り込むと手入力が必要になり、入力の手間、転記ミスや属人化が発生しがちです。
今回は、そうした課題を解決するために、FAX(PDF)→ OCR(文字認識) → 生成AI → データ出力という流れで自動処理し、既存の予約管理システムに取り込める形に変換する仕組みを開発しました。
兵庫県豊岡市竹野町にありますよどや様で導入いただいております。

開発背景
予約情報のフォーマットは日々微妙に異なり、OCRだけでは正確に項目を切り分けられないことが多くあります。一枚のFAXに複数人の予約や、取消、予約変更など…
そこで今回は、
- OCRで文字を読み取る
- 生成AIで“各予約情報の項目”として再整理する
- 整理した項目を既存システムに取り込める形に整える
という構成で、紙ベースの予約をデジタル化する仕組みを考案しました。
システム利用の流れ
システムは以下のような流れで動作します。
- FAXをアップロード
- OCRでテキスト抽出
- 抽出結果を生成AIで項目ごとに整形
- CSV形式に自動変換してダウンロードまたは外部システムへ連携
これにより、手入力作業を大幅に削減し、予約情報の処理が効率化されました。
生成AIの性質上、100%の精度を保証するものではないため、システム内でダウンロード、連携するデータを修正できる仕組みも実装しています。
WEBシステムなので、ソフト等のインストールも不要で、ネット環境があればどこでも使えます!
AI × OCR × Webで手入力作業が自動化へ
紙からのデータ入力は属人化しがちですが、、AIをうまく組み合わせることで「紙ベース業務の自動化」が可能です。
今回のポイントは3つ!
- OCRで文字をデータ化する
- ルール化できない文字データを生成AIにより補完・整形する
- Webシステムなのでどこでも使える
今後は、宿泊業界だけではなく、過去資料のデータ化など様々な分野で発展させられる領域です。
まとめ
ペーパレスの時代ですが、データベース化できていない資料・データ、紙媒体等はまだまだ多く存在します。
AIに丸投げして解決できればいいですが、現状はそうはいかないものです。
株式会社PEANUTSは、AIとシステム技術を組み合わせて、作業効率化、省人化をサポートします!!
AIやシステムのことで、興味のある方、疑問がある方は、
まで、お気軽にご連絡ください。
導入事業所:よどや様
https://kani-yodoya.com/
